セグメンテーションとターゲティング
あなたが商品の強みを作るには、それを評価してくれるお客様はどんな人かを想定することが重要になります。 商品の強みを評価してくれそうなお客様を自分で定義していく必要があるのです。
セグメンテーション
セグメンテーション、というのは、お客様(商品カテゴリー)を分けることです。
たとえば、あなたの商品がネックレスなら、「買ってくれるのが女性なのか男性なのか、20代なのか30代なのか、それとも40代なのか」をじっくり考えます。
ターゲティング
ターゲティングは、その分けたお客様(商品カテゴリー)に絞って狙いをつけることです。
たとえば、「このネックレスは30代女性向けに販売する」と狙いをつけます。
最近の傾向として、ターゲティングは「一人にまで絞り込む」という、より具体的なものに進化しています。
それだけ嗜好がより鮮明となり、甘いターゲティングでは結果的に売れません。
なぜ絞らないといけないのか?
絞らなければお客様を絞った競合相手に負けてしまうからです。
たとえば私が、全ての会社を対象としたコンサルティングを提供しているとします。
もしも、私と競合するコンサルタントさんが、アパレルメーカー向けに「アパレルメーカーがITで勝つ方法」というコンサルティングを提供したら、アパレルメーカーはそちらに行くことでしょう。
それとは別のコンサルタントさんが、「クリーニング店向けコンサルティング専門」という看板を出したら、クリーニング店はそちらに相談に行くことでしょう。
つまり、お客様を絞らずに、八方美人的に多くのお客様を取ろうとすると、お客様を絞ってきた競合に負けるのです。
セグメンテーションとターゲティングは常にセット
お客様を絞らない、狙わないのであれば、お客様を分ける(セグメンテーション)必要ありません。
しかし、きっちり狙うためには、お客様を分けることが重要となります。
ですので、セグメンテーションとターゲティングは常にセットとなります。